映像制作している方にとっては切っても切り離せない存在・絵コンテ。言わば映像の下書きのようなものですが、作成に苦労している方も多いのではないでしょうか。かく言う筆者も絵心が壊滅的なので作れる気がしません。
ですが実は絵コンテは絵が描けなくても作ることができるんです。
今回は絵コンテの作り方を詳しく解説した動画をご紹介します。
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絵が描けないならなぞればいいじゃない
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オープニング
えーどうも。今日ですね絵が描けない人でもできる | |
絵コンテの作り方でございます | |
まずは見本をお見せしますとはい | |
普段私が扱っている絵コンテの書式がこちらでございますね | |
これはだいたい15秒のえーとまあ放送するコマーシャルの絵コンテの | |
要旨ということになるんでございますけれども | |
絵が描けなくても大丈夫でございます | |
私も絵が描けないけど作れるようになりましたので | |
大丈夫でございます | |
目標再生回数は80回でございます | |
書いてある内容説明
何が書いてあるかってことを簡単に説明いたします | |
左からカットナンバーでございますね | |
あのコマの番号を振っておくということでございます | |
でその横に映像の説明が入ってまいります | |
これはもうあの映像は文字で起こすと | |
いつどこでえーどんな状況なんだっていう事も書くわけでございます | |
であるいはカメラワークとかですね | |
あの左から右にパーンするとか | |
まぁいろんなものをここに書いておくということでございます | |
でその隣がえーイメージでございます | |
絵図ってことになるんですがそれが今日の本題でもございます | |
ここに絵を描かなきゃいけないんですね | |
ところがこれが描けないんです。難しいんです | |
絵コンテっつーのはね。簡単に描けって言われるんです | |
えーこんなことを考えてるんです | |
こんな映像にしようと思うんですよね | |
こういうプランでこんなことをメッセージにしたら | |
どうかなぁと思うんですけど。でやるでしょ | |
そうするとあー面白そうですね | |
あじゃそれ絵コンテにしてもらえます | |
だいたいまああるあるっていうことになるかと思うんですが | |
こんなパターンなっちゃって最終的に絵コンテ作るなんて | |
話になるんです。何とか避けようと思うんですが | |
結局は絵コンテ作んなきゃいけないんですね | |
やり方説明
2つやり方ございます | |
えーまず1個目。1個目はですね簡単ですがちょっと道具がいる | |
何が必要かっていうとこのこれでございます。iPad | |
えー私の場合iPad Proの12.9inchってのを | |
えー1年前から買いました | |
これがこのテクノロジーが助けてくれるんです | |
でちなみにもう1個ってのはですね後ほど申し上げますが | |
まあ紙とマジックと後スマホみたいなもので | |
原始的に作るっていう方法でこれも結構えーできると思います | |
iPadを使う方法
でまずはこのiPadでえー絵コンテを作るという | |
やり方でございますがずばり申し上げるとえーレイヤー構造が使える | |
えーお絵かきソフトでえー写真をなぞるっていうやり方です | |
これはですねあの私の場合はProcreateという | |
アプリを使っています。えー有料でございますね | |
いくらだったか忘れましたがいくらかそこそこ払った覚えがございますが | |
レイヤーが使えるんですね | |
でレイヤーが使えればなんでもいいんじゃないかと思います | |
えーなんでレイヤーが必要なんだって言うと | |
まあ場合によっちゃちょっと色を塗ったりとか | |
線を描き足したりとかっていう時にいつでも戻れるようにするために | |
ある程度基本の線はレイヤーナンバー1に描いておいて | |
それ以上描き足す時はちょっと怖いんで | |
レイヤーナンバー2に描いていくこと | |
で気に入らなかったらレイヤーナンバー2はオフにするか | |
消しちゃおうみたいなえーいわゆるPhotoshop的な使い方 | |
illustrator的な使い方っていうことになるんですが | |
えーそういう方法をとっています | |
でえーこれあの普段どうやってるかっていうのを | |
ちょっと説明しますと私の場合はえーとその辺にある | |
いわゆるGoogle検索して出てきた画像っていうのは | |
ちょっと怖いのであの使わないようにはしています | |
えーとAdobeストックっていう | |
あのストックフォトってやつですね | |
これを会社で契約してますんでそこから写真を取ってくるという | |
会議風景だとかあるいは景色だとか | |
えー例えば老人と子供とかえーいろんなキーワードで検索して | |
ほしい絵を持ってくるというわけですね | |
でそれをこのiPadに入れてえーProcreateに呼び込んで | |
えーなぞっていくわけです | |
あの別にペンの種類を変えたりとか太さを変えたりっていうことは | |
ほとんどしません。ガーッとえー一気になぞっていっております | |
だいたい画像を探して1個なぞり終わるまでに | |
そう15分っていうところですかね | |
これができるようになってから随分仕事が楽になりまして | |
絵コンテってのは怖くなくなりました | |
でない絵ってのがあるんですね。そういう場合には自分で撮ります | |
あのこうやってまさにこんな感じでカメラ置いといて | |
えーこうポーズをとるわけですね | |
例えば何がいいですかねぇ | |
この画角で私が例えばこのiPadに殴って | |
壊そうとしているみたいな絵ですね | |
えーそれをやる場合にはもうこうやってモニター見ながら | |
うーん。あー違うな。うんとグイー。あれどうだろう | |
殴りかかったことがないな。うー。んー合ってるこれ | |
うーん。これで合ってるかな。うーい。合ってるかな | |
なんか迫力が出ないんだ。そうだそうだ。ういー | |
今のかな。こうやって撮っとくわけです | |
でこれをまあiPadに入れてえーなぞります | |
えーちょっと実際になぞってみましょうね。どうぞ | |
せいぜいプリントアウトして紙で見るあるいは | |
まあパソコン画面で見る程度でございますので | |
1コマ1コマはそんなでっかくジューッとは見ないわけでございます | |
なんせイメージですからね | |
なのであのあまり精彩に囲い込む必要はないと | |
パッと見てわかればOKでございますね | |
iPadを使わない方法
でiPadを使わない方法でございます | |
えーと紙とマジックとスマホですね | |
あとまぁプリンターもいりますがを使うやり方でございます | |
まず自分で写真を撮ります | |
これはパソコンの画面を再撮するのでもいいですし | |
自分自身を先ほどの私のように撮っても構いません | |
いずれにしろ1回紙に出します。プリントします | |
ういーん。だからプリンターは絶対に必要なんですけど | |
まぁどうにかしてください | |
あの今コンビニでもありますしね何とかなります | |
でそこにマジックでなぞっていくと | |
でそのなぞった紙をもう1回スマホで撮るわけでございます | |
この時に画角を調整すると。でカシャっと撮る | |
そうするとえー思い通りの画角サイズで | |
えー絵が切れるということでございまして | |
撮った写真をそのまんまさっきの書式に落とせば | |
できあがりということでございます | |
ちょっと項数は多いですがあの要は絵が描けないのに | |
できちゃったというそういうわけでございます | |
で60秒とかいわゆる込み入ったものの場合 | |
私の場合はもうちょっと書式を変えて | |
まあイメージ画像入りの撮影台本というような形にして提出したり | |
共有することが多ございますね | |
一応それもお見せしますとだいたいこんな形 | |
えー左から今度シーンっていうのが始まりますね | |
シーン。カット。でカットナンバー。でイメージ。絵図ですね | |
でカットの尺。累計の尺。えー音声というような作りで作っております | |
で特に商業映像の場合はですねあのこのシーンというとこに | |
御社の会議室で撮影しますよとあるいは | |
担当部長さんのねインタビューですよとか | |
そういうことが書けるわけでございますので | |
あの共有するにはちょうどいいということでございまして | |
えークライアントさんが負担する部分もわかりやすくできると | |
いうことでございます | |
まあ使い分けでございますね | |
段階に応じてあるいは内容に応じて | |
あるいは見せたい相手に応じて使い分けるということでございます | |
Vコンテ説明
絵コンテ描けないからってVコンテって言って | |
自分で最初に撮っちゃう人もいます | |
カメラを持ってる人に作ってくださいって頼まれるわけですから | |
あるいはカメラがあるから映像を作ろうってなるわけですから | |
Vコンテだったら誰でもできるんですね | |
なのでどうかその絵コンテ絵を描かなきゃ文字にしなきゃ | |
上手な書類作らなきゃって思わないでいただきたいです | |
あの資料作りの名人になんかなってもしょうがありません | |
大事なのはアイデアを浮かべてそこにご自身のメッセージ | |
あるいはクライアントさんのメッセージを乗っけて | |
多くの人に見てもらう興味を持って見てもらうための方法を考える | |
それで一番それが伝わる映像とは何かっていうのを考えて | |
突き詰めていくということでございますので | |
絵コンテはーいらないって言っちゃあちょっとアレだけど | |
あのどうかその方法にとらわれないであの自分なりの形を作って | |
堂々と作って頂ければと思いますのでそれが願いです | |
っていうなんだこのこのまとめやって思うんだけど | |
やればやるほどそんな事を思います | |
エンディング
えーこんな形でですねあの映像制作のノウハウをちょっとずつ | |
わずかなノウハウではございますが皆さんでシェアしております | |
もし気に入って頂けたこいつ何言ってんだと思いながらも | |
まぁここまで見たわという方がいらっしゃいましたら | |
是非チャンネル登録の方をお願いしたいというわけでございますんで | |
えーどうも皆さん最後までお付き合いいただきまして | |
ありがとうございました | |
えーまだ何本かはですねこれでできそうなんで | |
まだまだ続けていきますので今後ともご贔屓によろしくお願い致します | |
どうもありがとうございました | |
動画要約
- 既存の画像や撮った写真をアプリやトレーシングペーパーを用いてなぞれば、絵が描けなくても絵にできる。
- アプリはProcreateをおすすめしているが、レイヤーが使えればなんでもいい。
- 大事なのは絵コンテなどの資料を作ることではなく、自身のアイデアやメッセージが多くの人に伝わる映像を突き詰めていくこと。(絵コンテは手段に過ぎず、目的ではない)
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アニメ動画クリエイター/WEBマーケッター/実業家/ITコンサルタント/研究者
YouTube動画やSNS広告動画に活用するアニメ動画制作をメインに、その他お仕事に応じて顔を変えて幅広く活動中。